2011年3月26日土曜日

Bad Education






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BAD EDUCATION

監督: Pedro Almodóvar
出演: Gael García Bernal, Fele Martínez, Daniel Giménez Cacho

1980年、マドリッド。若くして映画監督として成功したエンリケの元に学生時代の友人イグナシオがシナリオを持って訪ねてくる。同じ寄宿舎に住んでいたイグナシオとは、16年前の、連絡が途絶えていた。あまりにも変わった旧友に疑いを持ちながらも、彼のシナリオに思わず引き込まれる。なぜなら、そこには寄宿生時代に2人が体験した悲劇的な事件、そしてエンリケを守るために自らを犠牲にしたイグナシオの本心が書かれていたからだ。彼は本当にイグナシオなのか?真実を求め、エンリケは親友の秘密を知ることになる。

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ガエル・ガルシア・ベルナルが大好きなので借りてきました。
何本かしか観てないけど、メキシコ映画は色が綺麗なのですごく好きです。プラス、この映画は80年代の話ということでファッションや車だったりが当時の雰囲気でいつも以上に視覚的に楽しめました。

サスペンス?社会派?恋愛物?
どのくくりにしていいのかわからないなんとも不思議な映画で、私がいつも見る映画の系統とは違ったので新鮮でした。
映画の中で主人公2人に纏わる映画を撮っていく物語。現在が進行しながら、映画の中で撮影してる映画で主人公達の過去を振り返っているという、自分でもイマイチなに言ってるかわからない状態なんですが、映画ではこれが綺麗に収まっていてすごいなと思いました。
色んなテーマが詰まってる作品ではあったのですが、私が1番感じたのは「愛」。笑
各登場人物全員、行動を起こすきっかけに「愛」があり、「愛」があった故の悲しみに溢れていたように感じました。
男同士の関係ってすごく密な事な気がして、純粋にも狂気にも捉えられてこんな風に感じたのかなと、女の人が1人でも絡んだらだめだったと思います。最後、主人公の末路が解るんだけどそこは要らなかったんじゃないかなと思いました。


とにかく、ベルナル好きホイホイな映画ですね。笑
普段BLとか読まないし、近くにホモセクシャルの文化が無いので終始ドキドキしながら見てました。
本当セクシーで、びっくり。ベルナルのブリーフが最高だった。笑
同性愛を嫌悪する人はきっと見れないと思うけど、それ以外の人はぜひ。